間が空きましたが《出産の殻》デッキについて 続き。

前回&前々回


http://mizutamari2megusuri.diarynote.jp/201108120438503899/
http://mizutamari2megusuri.diarynote.jp/201108130235299666



残ってた高マナ域の生物 + スペルについて
(基本RUGかバント殻について)

ついでに公式にもちょっと殻デッキについて載ってるので合わせてドウゾ
http://mtg-jp.com/reading/tsumura/001961/


・《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》

丸く、強い。2枚以上入れるのを推奨。5マナ域はタイタンにつなげる大事なリソースなのであまり除去されたくない。その点CipかDie能力持ちは重要、というか基本それ系の生物しか採用しない。

《水蓮のコブラ》から3ターン目に出せば超強いし、後述の《霜のタイタン》や《幻影の像》でハメゲーができるのも重要。

ただし所詮は5マナ2/2、これを多く積んだからと言ってヴァラクートへの相性が改善されるわけではないし、単体で引いたときに弱いタイミングもある。前も書いた通り《殻》は弱い生物をリサイクルできるのが強みの一つなので仮に《スライム》が弱い場面になろうともほとんど問題ないが。

ぶっちゃけ5マナ域は酸スラ2枚だけで十分と感じること多し。


・《正義の執政官/Archon of Justice(M12)》

PWやタイタンを始末できるのが最大の利点。欠点は《殻》がないとき死なないことが多々あることで、これは結構致命的な弱点と言える。(個人的にあまり《殻》に依存しきったタイプが嫌いというのもあるのでCip>>Die)

殻デッキはその特性上、除去にあまりスロットを割くことができないので、そういう意味ではかなり貴重な存在。



・《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》

執政官と同様の理由(殻依存度大)であんま好きじゃない。(というかバント殻自体あんま好きじゃない) 自分はこれにはスロットを割かない。

《ファイレクシアの変形者》とは相性がいい。序盤テキトーに出した変形者を4点ゲインしつつ出し直せるのは悪くない。またサイド後は割られた《殻》を回収しつつ、(ほっとけば次ターンにタイタンになるので)除去を打たざるを得なくするのは強い点。


・《分裂するスライム/Mitotic Slime(M11)》

弱い。結局5マナをサクれてる時点でほぼ勝ってるので残ったトークンは大分空気。これなら執政官を使うか《酸のスライム》を増量する。


・《先駆のゴーレム/Precursor Golem(SOM)》

ワンチャンあると思う。RUGは除去の的は多いデッキなので相手の除去が切れたとこにブッパで勝てることも結構あるし、比較的苦手な《ミラディンの十字軍》や各種《剣》への疑似的な回答になることもある。

殻が置いてないと(しかも+1マナ)安心してプレイできないのはキツいし、弱い時はなんも仕事をしないのでやや採用は難しい。

ただ単体で勝てる可能性がある5マナ域は少ないので、自分は常に採用候補には挙げている。



・《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden(NPH)》

正直なにが強いのかさっぱりワカラン。

5マナの生物じゃ気休め程度にも双子コンボの対策になるとはいえないし、速攻でタイタンが殴るから強いなんてオーバーキルもいいとこ。4/4では戦線を支えれるとも言えず、単体でも微妙だし、《殻》が絡んでも何のアドも得ないので微妙。

PWを落としたいなら《復讐蔦》でいいし、自分はコレを使うならおとなしく追加の《酸のスライム》を採用する。



・《霜のタイタン/Frost Titan(M11)》

こっから6マナ域

強い。採用推奨。
疑似除去が貴重なのもあるし、5マナ域が酸スラ最強な以上マナを縛れるのも一貫性があって良い。《酸のスライム》にも言えることだが《水蓮のコブラ》採用レシピだと強さが一段上がる印象。

弱点といえば数で押されているときや、明らかに相手が単体除去を構えているときだが、《殻》デッキでは後述の《ワームとぐろエンジン》や《業火のタイタン》と住み分ければ問題ないだろう。

6マナ域の中では最もメインに2枚以上採用しやすい。


・《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》

これも安定。赤系デッキとの対戦ではなんとかこれを出せれば勝ちというわかりやすいプランの指標になる。

UBコンなども対処に困るカードなので素出しも十分強く、メインに一枚採って問題ない。サイドに追加もOK。


・《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》

RUG専用。例にもれず素出しが十分強く、問題なく採用できる。

が、上記の2種と違い除去耐性がまったくないので《殻》から持ってきて本当に大丈夫かはよく考える必要がある。

また、Caw-Bladeに対しては《聖別されたスフィンクス》、アグロやUBコンに対しては《ワームとぐろ》がいるので別に必須というわけではないと思う。


・《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx(MBS)》

主に直接的なアド源が少なめのRUG向け。
RUGタイプでは、今のメタならCaw-Bladeを意識して一枚は採用すべきだと思う。

黒い除去や盤面で押されると弱いのは仕方ない。それを差し引いても青白系への圧倒的強さが魅力。サイドに追加で欲しいと思うことも多い。



・《太陽のタイタン/Sun Titan(M11)》

バント専用。採用推奨、てかだれでも採用するわな。

丸い強さがウリだったが《幻影の像》の加入で結構ヒドい動きが可能になった。だいたいこれが出ると相手は死ぬ。

《ワームとぐろ》とまではいかないが《エリシュ・ノーン》につなげやすいのも悪くない。だいたいタイタンの時点で人が死ぬけど。


・《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite(NPH)》

GWアグロ系のデッキなど数が並ぶデッキを相手にしたとき、《タイタン》などを場に出せても場のクリーチャーが多すぎて戦線が膠着してしまう時がある。

そんなときに7マナ域が一枚入っているかはかなり大きな違いになる。

始めはホントにコレ要るの?と思えるかもしれないがあると安心。最近ではメインに一枚必須みたいな感じになってるけど、自分はメタしだいではサイドに落としてもいいと思ってる。


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5~7マナ域で一般的なのはこんなもんでしょうか。

GB主体やGWアグロに殻を加えたタイプでは他にもいろいろあるでしょうが今回は省略で。



あとはスペル枠か。けっこう長くなったなー

コメント

にますけ
2011年8月19日12:21

今バントポッド使ってるのですが、冷静な分析がとても勉強になりました!
リンクさせていただきます!
殻は本当に必要なものがわかりづらいので色々な人の意見をみて参考にさせていただきます。

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