間違いなくドミナリア最注目カードのうちの1枚である《モックス・アンバー/Mox Amber》。しかして実際このカードはスタンダートにおいて強いのだろうか。検証してみたい。
実はチャネルに同じ主旨の記事がすでに上がっているので目を通してから見て欲しい。
https://www.channelfireball.com/articles/two-mox-amber-builds-in-standard/
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まず当然ながらアンバーの有効活用するには伝説のクリーチャー or PWをデッキに一定数用意しなければならないため、先に3マナ以下の伝説クリーチャーとPWをリストアップする。「3マナ以下」と限定したのはモックスアンバーをアクティブにする意味がある最低限のラインだと考えるからだ。4マナの伝説カードを出してからモックスでマナを供給することが必ずしも弱いとは限らないが、流石にそのケースは限定的だろうし、そもそもそのような使い方を想定する場合はモックスアンバーはデッキに1~多くても2枚程度しか入らないのではなかろうか。
1マナ
《造命の賢者、オビア・パースリー/Oviya Pashiri, Sage Lifecrafter(KLD)》
2マナ
《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance(AER)》
《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider(AER)》
《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer(AER)》
《ナクタムンの侍臣、テムメト/Temmet, Vizier of Naktamun(AKH)》
《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons(AKH)》
3マナ
《試練に臨むギデオン/Gideon of the Trials(AKH)》
《薄暮の使徒、マーブレン・フェイン/Mavren Fein, Dusk Apostle(XLN)》
《狡猾な漂流者、ジェイス/Jace, Cunning Castaway(XLN)》
《周到の神ケフネト/Kefnet the Mindful(AKH)》
《栄光の神バントゥ/Bontu the Glorified(AKH)》
《不死の援護者、ヤヘンニ/Yahenni, Undying Partisan(AER)》
《風雲船長ラネリー/Captain Lannery Storm(XLN)》
《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》
《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable(AKH)》
《ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegade(AER)》
《模範操縦士、デパラ/Depala, Pilot Exemplar(KLD)》
《配分の領事、カンバール/Kambal, Consul of Allocation(KLD)》
《オラーズカの暴君、クメーナ/Kumena, Tyrant of Orazca(RIX)》
《自然に仕える者、ニッサ/Nissa, Steward of Elements(AKH)》
《サヒーリ・ライ/Saheeli Rai(KLD)》
ここまでがカラデシュ~イクサランの相克まで
ここにドミナリアのラインナップ加わる。
2マナ
《Tetsuko Umezawa, Fugitive》低サイズ自軍生物をアンブロッカブルに
《Shanna, Sisay’s Legacy》自軍の数だけパンプ
《Naban, Dean of Iteratio》ウィザードのETB能力を倍に
3マナ
《Danitha Capashen, Paragon》装備品・オーラをサポートする2/2
《Squee, the Immortal》スクィー
《Valduk, Keeper of the Flame》装備品がついてると3点打点UP
《Marwyn, the Nurturer》エルフマナクリ
《Adeliz, the Cinder Wind》果敢ウィザード
《Hallar, the Firefletcher》キッカー呪文を使うとパンプ&ダメージ
《Rona, Disciple of Gix》歴史的スペルを回収
《Slimefoot, the Stowa》スプローリング発生装置
まだフルスポで多少追加されるかもしれないが各色レアリティの空きを考えると未公開の3マナ以下伝説生物は全体でもせいぜい1~2枚あるかないか程度だろう。
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上のリストを見ていくと気づくのは、2マナ以下のレジェンドはあまり存在しないということ。それに白緑赤のカラーリングが比較的使いやすいレジェンドを多く擁していることだ。
特に1マナの《造命の賢者、オビア・パースリー》、2マナの《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》、新加入の《Shanna, Sisay’s Legacy》あたりがデッキの構造制限が緩く使いやすい。モックスの性質上早いターンから起動できるほど恩恵は大きいわけで、1~2マナのレジェンドは是非にも使いたい。一方《ナクタムンの侍臣、テムメト》のようなカードもバニラ生物としてデッキに入れられないことはないが、モックスアンバーが4枚しかデッキに入れられない以上リスクに見合うリターンがあるかと言われれば微妙なところだ。
つまり必然的にチャネルの記事にあるように白赤や白緑をベースとしたデッキが組みあがる可能性は高い。
そしてこれらのデッキがスタンダートで通用するのかどうかと言うと、正直言って分からない。検証すると銘打っておいて結論がブン投げで申し訳ないが、モックスアンバーを使うリスクリターンの釣り合いがどちらに傾くのかさっぱり分からないのだ。
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あくまで現時点での個人的な見解としてはややリスクのほうが大きいような気がしている。…あくまで気がしている、である。
そう考える要因としてはやはり低いマナ域で単体で使用に耐えうるレジェンドが少ないというのが一つ。
もう一つはスタン特有の多色マナベースの弱さによる。特に有効2~3色のデッキは確定タップインのサイクリングランドを採用しないと十分な色マナを確保できないためモックスのマナ加速と相性が良くない。かといって単色では十分なレジェンドが確保できなくなるためデッキ構築のバランス取りが難しいのだ。
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しかしモックスアンバーがスタンで唯一無二の動きをするカードであるのは事実。0マナのマナ加速がもたらす新構築の余地は広大だ。
上ではどちらかというと否定的な意見を書いたが、あくまでそれは僕一人のファーストインプレッションでしかなく、むしろこのカードは強い、今はまだベストな使い方が分かっていないだけで必ずブレイクするカードだと考えている。実際にワイはモックスアンバー4枚9600円でプレオーダーしたぞい!
モックスアンバーの活躍は君の目で確かめてくれ!
(なお全く振るわず一瞬で値崩れしても責任は取れません)
実はチャネルに同じ主旨の記事がすでに上がっているので目を通してから見て欲しい。
https://www.channelfireball.com/articles/two-mox-amber-builds-in-standard/
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まず当然ながらアンバーの有効活用するには伝説のクリーチャー or PWをデッキに一定数用意しなければならないため、先に3マナ以下の伝説クリーチャーとPWをリストアップする。「3マナ以下」と限定したのはモックスアンバーをアクティブにする意味がある最低限のラインだと考えるからだ。4マナの伝説カードを出してからモックスでマナを供給することが必ずしも弱いとは限らないが、流石にそのケースは限定的だろうし、そもそもそのような使い方を想定する場合はモックスアンバーはデッキに1~多くても2枚程度しか入らないのではなかろうか。
1マナ
《造命の賢者、オビア・パースリー/Oviya Pashiri, Sage Lifecrafter(KLD)》
2マナ
《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance(AER)》
《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider(AER)》
《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer(AER)》
《ナクタムンの侍臣、テムメト/Temmet, Vizier of Naktamun(AKH)》
《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons(AKH)》
3マナ
《試練に臨むギデオン/Gideon of the Trials(AKH)》
《薄暮の使徒、マーブレン・フェイン/Mavren Fein, Dusk Apostle(XLN)》
《狡猾な漂流者、ジェイス/Jace, Cunning Castaway(XLN)》
《周到の神ケフネト/Kefnet the Mindful(AKH)》
《栄光の神バントゥ/Bontu the Glorified(AKH)》
《不死の援護者、ヤヘンニ/Yahenni, Undying Partisan(AER)》
《風雲船長ラネリー/Captain Lannery Storm(XLN)》
《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》
《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable(AKH)》
《ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegade(AER)》
《模範操縦士、デパラ/Depala, Pilot Exemplar(KLD)》
《配分の領事、カンバール/Kambal, Consul of Allocation(KLD)》
《オラーズカの暴君、クメーナ/Kumena, Tyrant of Orazca(RIX)》
《自然に仕える者、ニッサ/Nissa, Steward of Elements(AKH)》
《サヒーリ・ライ/Saheeli Rai(KLD)》
ここまでがカラデシュ~イクサランの相克まで
ここにドミナリアのラインナップ加わる。
2マナ
《Tetsuko Umezawa, Fugitive》低サイズ自軍生物をアンブロッカブルに
《Shanna, Sisay’s Legacy》自軍の数だけパンプ
《Naban, Dean of Iteratio》ウィザードのETB能力を倍に
3マナ
《Danitha Capashen, Paragon》装備品・オーラをサポートする2/2
《Squee, the Immortal》スクィー
《Valduk, Keeper of the Flame》装備品がついてると3点打点UP
《Marwyn, the Nurturer》エルフマナクリ
《Adeliz, the Cinder Wind》果敢ウィザード
《Hallar, the Firefletcher》キッカー呪文を使うとパンプ&ダメージ
《Rona, Disciple of Gix》歴史的スペルを回収
《Slimefoot, the Stowa》スプローリング発生装置
まだフルスポで多少追加されるかもしれないが各色レアリティの空きを考えると未公開の3マナ以下伝説生物は全体でもせいぜい1~2枚あるかないか程度だろう。
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上のリストを見ていくと気づくのは、2マナ以下のレジェンドはあまり存在しないということ。それに白緑赤のカラーリングが比較的使いやすいレジェンドを多く擁していることだ。
特に1マナの《造命の賢者、オビア・パースリー》、2マナの《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》、新加入の《Shanna, Sisay’s Legacy》あたりがデッキの構造制限が緩く使いやすい。モックスの性質上早いターンから起動できるほど恩恵は大きいわけで、1~2マナのレジェンドは是非にも使いたい。一方《ナクタムンの侍臣、テムメト》のようなカードもバニラ生物としてデッキに入れられないことはないが、モックスアンバーが4枚しかデッキに入れられない以上リスクに見合うリターンがあるかと言われれば微妙なところだ。
つまり必然的にチャネルの記事にあるように白赤や白緑をベースとしたデッキが組みあがる可能性は高い。
そしてこれらのデッキがスタンダートで通用するのかどうかと言うと、正直言って分からない。検証すると銘打っておいて結論がブン投げで申し訳ないが、モックスアンバーを使うリスクリターンの釣り合いがどちらに傾くのかさっぱり分からないのだ。
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あくまで現時点での個人的な見解としてはややリスクのほうが大きいような気がしている。…あくまで気がしている、である。
そう考える要因としてはやはり低いマナ域で単体で使用に耐えうるレジェンドが少ないというのが一つ。
もう一つはスタン特有の多色マナベースの弱さによる。特に有効2~3色のデッキは確定タップインのサイクリングランドを採用しないと十分な色マナを確保できないためモックスのマナ加速と相性が良くない。かといって単色では十分なレジェンドが確保できなくなるためデッキ構築のバランス取りが難しいのだ。
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しかしモックスアンバーがスタンで唯一無二の動きをするカードであるのは事実。0マナのマナ加速がもたらす新構築の余地は広大だ。
上ではどちらかというと否定的な意見を書いたが、あくまでそれは僕一人のファーストインプレッションでしかなく、むしろこのカードは強い、今はまだベストな使い方が分かっていないだけで必ずブレイクするカードだと考えている。実際にワイはモックスアンバー4枚9600円でプレオーダーしたぞい!
モックスアンバーの活躍は君の目で確かめてくれ!
(なお全く振るわず一瞬で値崩れしても責任は取れません)
コメント
使うためには数を入れたいが、数を入れると重ね引きが痛い