新スタンデッキ考①

とりあえず全部書きます。

①赤単
②マルドゥ機体
③GBアグロ
④UWコン
⑤UBコン
⑥WBｘトークン
⑦RGxミッドレンジ
⑧BRxミッドレンジ
⑨UBxミッドレンジ
⑩マーフォーク
⑪吸血鬼
⑫UWギフト
⑬UBギフト



・赤単

19《山/Mountain》
４《陽焼けした砂漠/Sunscorched Desert(AKH)》
１《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds(HOU)》

４《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》
４《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》
１《損魂魔道士/Soul-Scar Mage(AKH)》
４《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil(RIX)》
４《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》
４《アン一門の壊し屋/Ahn-Crop Crasher(AKH)》
４《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent(AKH)》

４《ショック/Shock(AER)》
４《稲妻の一撃/Lightning Strike(XLN)》
３《削剥/Abrade(HOU)》

Side
４《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》
１《削剥/Abrade(HOU)》
１《焼けつく双陽/Sweltering Suns(AKH)》
４《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》
２《栄光をもたらすもの/Glorybringer(AKH)》
３《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》


真面目な話、新環境最初の最強デッキ候補は赤単。クリーチャーの質、除去の質、サイド後含めた柔軟性と戦略の幅、安定したマナベース、どれを取っても高水準。新カードも《狂信的扇動者》《凶兆艦隊の向こう見ず》《再燃するフェニックス》と迎えている。

１マナは基本的には扇動者＞魂損なのだが赤単がトップメタに残るようなら魂損が強くなる。

《凶兆艦隊の向こう見ず》については未知数なところはある。いまのところミラーマッチで強いことに加え、除去+生物という構成でないデッキに対しては赤単という戦略自体が有利な場合が多いのでこいつが腐って負けることはそうないのではないかと思っている。スペルが全然入っていないマーフォークや除去がすべてエンチャントの白単系のデッキ、同様に除去が全て生物であるギフト系なんかがすごく流行れば他のカードにしないと駄目だろう。

フェニックスについては現在2500円前後の価格がついており、その性能対価格について疑問視している方も多いと思う。結論から言うとこのカードは強い。2500円の強さはある。比較対象としてはハゾレトチャンドラになるわけだがフェニックスの取り回しはその中間といった感じ。チャンドラほど劇的にコントロールに刺さるわけではないけどビートダウンデッキ、特に赤単とマルドゥ機体に対しても強いのが特徴。元々赤単はサイド後のミッドレンジ戦略が対処しづらく強力だったがフェニックスの加入でそれに拍車がかかるように思う。《ヴラスカの侮辱》でしか対処できないカードが10枚以上も入っているのだから。

なおミラーマッチのサイドプランとして今までは《霊気圏の収集艇》を採用していたのだが、ナヤ岡さんに「《凶兆艦隊の向こう見ず》からの《削剥》で今までより割れやすいから不安定では」という指摘をもらいその通りだと思ったため、いつでも裏切らないお母ちゃんを４枚とした。
《チャンドラの敗北》を採用していないのはフェニックスがいればブリンガーにはそう気を配らなくてよいと思ったからだが、いざ環境が始まってミラーが多く《損魂魔道士》がデッキに戻ることになれば再採用するべきだろう。



・赤単タッチ白

４《感動的な眺望所/Inspiring Vantage(KLD)》
13《山/Mountain》
３《平地/Plains(RIX)》
２《シェフェトの砂丘/Shefet Dunes(HOU)》
２《霊気拠点/Aether Hub(KLD)》

４《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》
４《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》
４《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil(RIX)》
４《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》
１《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider(AER)》
４《アン一門の壊し屋/Ahn-Crop Crasher(AKH)》
４《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent(AKH)》

４《ショック/Shock(AER)》
４《稲妻の一撃/Lightning Strike(XLN)》
３《胆力の道/Path of Mettle(RIX)》


《ラムナプの遺跡》禁止によってタッチの価値が大きくなったという意見は頻繁に耳にするが自分は賛同できない。アンタップインランドが命の赤単で本来の動きを保とうとするならこの程度のマナベースが限界だと思うが、霊気拠点含めて白11というのはちょっとなぁ…。なお赤単をずっと使ってた経験上赤マナをこれ以上減らすのは自殺行為です(山14ラムナプ４でも赤赤ないし赤赤赤出なくて困ったこと何回かあるからね)

《胆力の道》が強いのは認めるがマナベースを大きく歪めるだけの価値があるだろうか？《胆力の道》はミラーマッチで基本的に何もしないことは考慮に入れるべきだし、他に白いカードを入れられるマナベースでもないので自分としては白を足すべきだとはあまり思えない。トークン系が大流行すれば考えなくはないが、そもそもチャンドラとフェニックスがあればフェロキドンがいなくてもトークンに五分は付けれると思うんだが。


・赤単t青(赤単海賊ともいう)

12《山/Mountain》
４《尖塔断の運河/Spirebluff Canal(KLD)》
５《島/Island》
３《手付かずの領土/Unclaimed Territory(XLN)》

４《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》
４《勇敢な海賊/Daring Buccaneer(RIX)》
１《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》
４《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil(RIX)》
３《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider(AER)》
４《風雲艦隊の疾走者/Storm Fleet Sprinter(RIX)》
１《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》
４《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent(AKH)》

４《ショック/Shock(AER)》
４《稲妻の一撃/Lightning Strike(M15)》
１《削剥/Abrade(HOU)》
２《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade(XLN)》

Side
２《削剥/Abrade(HOU)》
３《至高の意志/Supreme Will(HOU)》
４《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》
２《栄光をもたらすもの/Glorybringer(AKH)》
２《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade(XLN)》
１《チャンドラの敗北/Chandra’s Defeat(HOU)》
１《マグマのしぶき/Magma Spray(AKH)》


これもわざわざタッチするべきか？という疑惑は大いにある。海賊に揃える利点としては１マナ2/2が使えることと海賊リターンこと《焦熱の連続砲撃》で奇襲できること。

《勇敢な海賊》を安定して運用するには最低でも他に海賊が15枚必要だが赤だけではこの条件をクリアするのは不可能に近い(モグファナ向こう見ずゼヴに次ぐ４種目の海賊が存在しないため)。《風雲船長ラネリー》を入れるくらいなら《風雲艦隊の疾走者》のほうがいんじゃないかなとー思いタッチ青。《凶兆艦隊の毒殺者》とかでタッチ黒もできなくはないけど土地が弱いので２ターン目にサブカラーが出せるかはかなり怪しい。

パイロは自陣で死ぬ生物は１枚たりとも入っていないので強烈に運用できる。初めはサイド４だったが普通にメインのが強いと気づいたのでメイン２。わざわざ微妙な生物とマナベースで海賊に寄せているのだからパイロメイン４で横広げデッキ絶対許さないマンになったほうがいいかも。



②マルドゥ機体

４《感動的な眺望所/Inspiring Vantage(KLD)》
３《霊気拠点/Aether Hub(KLD)》
４《秘密の中庭/Concealed Courtyard(KLD)》
３《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit(M11)》
１《泥濘の峡谷/Canyon Slough(AKH)》
４《平地/Plains》
６《山/Mountain》
（白15赤17黒11　ただし拠点含めてだが…）

４《模範的な造り手/Toolcraft Exemplar(KLD)》
４《発明者の見習い/Inventor’s Apprentice(KLD)》
４《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》
２《経験豊富な操縦者/Veteran Motorist(KLD)》
２《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》
４《キランの真意号/Heart of Kiran(AER)》
２《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester(AER)》
２《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》
４《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent(AKH)》

４《稲妻の一撃/Lightning Strike(XLN)》
４《無許可の分解/Unlicensed Disintegration(KLD)》

Side
４《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》
２《栄光をもたらすもの/Glorybringer(AKH)》
２《チャンドラの敗北/Chandra’s Defeat(HOU)》
２《マグマのしぶき/Magma Spray(AKH)》
１《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》
２《燻蒸/Fumigate(KLD)》
２《イクサランの束縛/Ixalan’s Binding(XLN)》



天敵だった《つむじ風の巨匠》が消え赤単も多少は弱体化したため相対的にかなり強化された。トークンやギフトなど復権が予想されるデッキにも飛行ビートが強く、また色の特性上除去が強いため部族系デッキとも戦いやすいだろう。

ただマナベースが我慢ならないのは変わっていないので自分で使うなら赤単にします。というか赤単がメイン《アン一門の壊し屋》に戻るのとモグファナで造り手や見習いが落とされるので赤単には旧環境より更に不利になってる疑惑アリ。

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意外と語りたいことが多くなって長引いたので分割。