逆襲の黒緑
2017年2月13日 Magic: The Gathering コメント (2)・MOCSマンスリー
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/standard-mocs-2017-02-12
最終成績6-2以上のデッキ分布が以下
15 黒緑アグロ
5 マルドゥ機体(このエントリ内では4C型もまとめます)
2 赤青コン
1 赤緑エネルギー
1 スゥルタイコン
1 4Cサヒーリ
1 赤黒ゾンビ
黒緑アグロ、上位占有率脅威の約60%!
次点が機体の約20%
・GPピッツバーグ
http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gppit17
Top8
5 黒緑
2 マルドゥ機体
1 サヒーリコン
Top9~32
11 黒緑
7 マルドゥ機体
4 4Cサヒーリ
1 サヒーリコン
1 黒緑昂揚コン
TOP32通算だと
16 黒緑アグロ
9 マルドゥ機体
4 4Cサヒーリ
2 サヒーリコン
1 黒緑昂揚コントロール
黒緑のTop32占有率はこれまた脅威の50%。次が機体なのも変わらずでこちらは占有率約30%。一応サヒーリコンボも善戦しており、特に生物主体の4C型の活躍が目立つ。
これは先々週のPTで機体が一人勝ちしたことを受けての、ある意味当然と言える結果だろう。今週青x系コントロール(サヒーリコンボ含む)をプレミアイベントに持ち込むのは相当な猛者だけだったたはずだ。
黒緑が勝ったのはメタゲームと母数の問題なのでその理由については特に語るべきことはないが、注目すべきはその黒緑アグロのリストの進化
Top8黒緑(計5デッキ)の内容は
1 エネルギー型(《牙長獣の仔》を採用している)
2 昂揚型(《残忍な剥ぎ取り》を採用している)
2 どちらでもない型(上2つに当てはまらない)
となっており、他に興味深いデータとして
3 《才気ある霊基体》を採用しているデッキ
2 《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》を採用しているデッキ
という分類もできる。
同様にTop9~32の黒緑(計11デッキ)も分類してみると
1 エネルギー型
5 昂揚型
5 どちらでもない型
2 《才気ある霊基体》採用
2 《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》採用
2 両方を採用
5 両方とも採用なし
となっている。
・
・
・
エネルギー型か昂揚型かでいえば純正エネルギー型は減少している。ただ《牙長獣の仔》は入っていなくても《霊気との調和》《緑地帯の暴れ者》《光袖会の収集者》はまちまちに採用されているデッキが多く、どちらが良い悪いというのは判断できない。
昂揚型or非昂揚型という観点でも見ても《残忍な剥ぎ取り》を採用したデッキと非採用のデッキは約半々で分かれておりこれまた優劣は付け難い。
《才気ある霊基体》の採用数が急激に増えたのはやはり黒緑同系と機体が多いと踏んだプレイヤーが多かったためだろう。黒緑には接死が強いというのは以前から言われており、日本のローカルPPTQで白黒ミッドレンジが勝っていたりして密かに界隈では注目されていた(俺調べ)。
ただしこいつはマナベースにすさまじい負荷をかける。《闇の掌握》はリアクションカードだから2T目に打てる必要はさほどないが、《才気ある霊基体》を2マナ域クリーチャーとしてカウントしてデッキを組むと《進化する未開地》とアンタップインの黒マナソースは相当数必要とされる。また《霊気との調和》《ウルヴェンワルド横断》との相性も悪い(1t目に森を置きづらくなるため)。
《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》も多少復活。機体が減って航空戦力が少なくなれば生き残るマッチアップが増えるし、基本苦手な青コントロールに強いカードなのがなにより良い。こちらもマナベースにそれなりに負荷はかかるため《ニッサの誓い》と併用しているリストも見受けられる。
と、ここまで一応黒緑アグロについて触れてみたが、実際のところ各デッキごとに採用しているカードはばらばらだし特定の型だけが勝っているということもない。何がベストなのかは正直全然分からんよね。
そういう意味では黒緑アグロというデッキはアーキタイプとしてはありふれていても内容の調整しがいのがある良デッキと言えそうだ。
--------------------
そうそう。
《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk(KLD)》の能力について今更調べたら
「能力がスタックに乗る時点で対象とカウンターを載せる数をそれぞれ宣言する。」
が正しいのね。実際ずっとそうプレイしてきたけど昨日ふと改めて機械巨人のテキストを読んだら対象選択は誘発時、カウンターを置く数は解決時に決めるみたいに見えたので混乱してよく分からなくなったのだけど、《発火/Pyrotechnics(4ED)》のような分割火力と同じく、ルールでスタックに乗る時点で対象の数+実際に割り振る点数まで宣言すると定められているのね。自分の無知っぷりを知れてよかった。ルールは確認し得。
(まあ冷静に考えれば解決時に数を選べたら強すぎるわな。)
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/standard-mocs-2017-02-12
最終成績6-2以上のデッキ分布が以下
15 黒緑アグロ
5 マルドゥ機体(このエントリ内では4C型もまとめます)
2 赤青コン
1 赤緑エネルギー
1 スゥルタイコン
1 4Cサヒーリ
1 赤黒ゾンビ
黒緑アグロ、上位占有率脅威の約60%!
次点が機体の約20%
・GPピッツバーグ
http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gppit17
Top8
5 黒緑
2 マルドゥ機体
1 サヒーリコン
Top9~32
11 黒緑
7 マルドゥ機体
4 4Cサヒーリ
1 サヒーリコン
1 黒緑昂揚コン
TOP32通算だと
16 黒緑アグロ
9 マルドゥ機体
4 4Cサヒーリ
2 サヒーリコン
1 黒緑昂揚コントロール
黒緑のTop32占有率はこれまた脅威の50%。次が機体なのも変わらずでこちらは占有率約30%。一応サヒーリコンボも善戦しており、特に生物主体の4C型の活躍が目立つ。
これは先々週のPTで機体が一人勝ちしたことを受けての、ある意味当然と言える結果だろう。今週青x系コントロール(サヒーリコンボ含む)をプレミアイベントに持ち込むのは相当な猛者だけだったたはずだ。
黒緑が勝ったのはメタゲームと母数の問題なのでその理由については特に語るべきことはないが、注目すべきはその黒緑アグロのリストの進化
Top8黒緑(計5デッキ)の内容は
1 エネルギー型(《牙長獣の仔》を採用している)
2 昂揚型(《残忍な剥ぎ取り》を採用している)
2 どちらでもない型(上2つに当てはまらない)
となっており、他に興味深いデータとして
3 《才気ある霊基体》を採用しているデッキ
2 《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》を採用しているデッキ
という分類もできる。
同様にTop9~32の黒緑(計11デッキ)も分類してみると
1 エネルギー型
5 昂揚型
5 どちらでもない型
2 《才気ある霊基体》採用
2 《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》採用
2 両方を採用
5 両方とも採用なし
となっている。
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エネルギー型か昂揚型かでいえば純正エネルギー型は減少している。ただ《牙長獣の仔》は入っていなくても《霊気との調和》《緑地帯の暴れ者》《光袖会の収集者》はまちまちに採用されているデッキが多く、どちらが良い悪いというのは判断できない。
昂揚型or非昂揚型という観点でも見ても《残忍な剥ぎ取り》を採用したデッキと非採用のデッキは約半々で分かれておりこれまた優劣は付け難い。
《才気ある霊基体》の採用数が急激に増えたのはやはり黒緑同系と機体が多いと踏んだプレイヤーが多かったためだろう。黒緑には接死が強いというのは以前から言われており、日本のローカルPPTQで白黒ミッドレンジが勝っていたりして密かに界隈では注目されていた(俺調べ)。
ただしこいつはマナベースにすさまじい負荷をかける。《闇の掌握》はリアクションカードだから2T目に打てる必要はさほどないが、《才気ある霊基体》を2マナ域クリーチャーとしてカウントしてデッキを組むと《進化する未開地》とアンタップインの黒マナソースは相当数必要とされる。また《霊気との調和》《ウルヴェンワルド横断》との相性も悪い(1t目に森を置きづらくなるため)。
《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》も多少復活。機体が減って航空戦力が少なくなれば生き残るマッチアップが増えるし、基本苦手な青コントロールに強いカードなのがなにより良い。こちらもマナベースにそれなりに負荷はかかるため《ニッサの誓い》と併用しているリストも見受けられる。
と、ここまで一応黒緑アグロについて触れてみたが、実際のところ各デッキごとに採用しているカードはばらばらだし特定の型だけが勝っているということもない。何がベストなのかは正直全然分からんよね。
そういう意味では黒緑アグロというデッキはアーキタイプとしてはありふれていても内容の調整しがいのがある良デッキと言えそうだ。
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そうそう。
《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk(KLD)》の能力について今更調べたら
「能力がスタックに乗る時点で対象とカウンターを載せる数をそれぞれ宣言する。」
が正しいのね。実際ずっとそうプレイしてきたけど昨日ふと改めて機械巨人のテキストを読んだら対象選択は誘発時、カウンターを置く数は解決時に決めるみたいに見えたので混乱してよく分からなくなったのだけど、《発火/Pyrotechnics(4ED)》のような分割火力と同じく、ルールでスタックに乗る時点で対象の数+実際に割り振る点数まで宣言すると定められているのね。自分の無知っぷりを知れてよかった。ルールは確認し得。
(まあ冷静に考えれば解決時に数を選べたら強すぎるわな。)
コメント
ですね。もしもピッツバーグくらいのGB祭りが予想される時期がまたくるなら検討はしたほうがいいとは思いますが。