スタンダートはサヒーリと黒緑に包まれた！けど・・・

2017年1月30日 Magic: The Gathering コメント (2)

ＳＣＧO Richmond

Ｔｏｐ３２
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=1&start_date=01/27/2017&end_date=01/29/2017&start=1&finish=32&event_ID=19&limit=50

Ｄａｙ２メタゲームブレイクダウン
http://www.starcitygames.com/events/coverage/3997_day_2_metagame_breakdown_.html

Ｔｏｐ32のうち黒緑アグロが11人(昂揚型＋非昂揚型、ただし旧型のコントロール気味昂揚は除く)。二日目最大母数だったとはいえ黒緑アグロのデッキパワーの高さは十分覗える。

肝心のサヒーリコンボ搭載のデッキはＴｏｐ32に11人を送り込んだ（内訳はジェスカイコン型が７人、４Ｃミッドレンジ型が４人）。Ｄａｙ２メタゲームの分布からすれば今回最も勝ち組だったデッキはサヒーリコンボといえる。この辺は今週は《燻蒸/Fumigate(KLD)》が強いだろうというという事前予想の通りといえばその通りなのだろうか？入賞したトリコカラーのデッキほぼすべてに《燻蒸》は３枚採用されているし、４Ｃ型にもサイドボードに採用しているものもある。

しかしこの結果だけ見て「禁止出したのに多様性がどうこう」とか言うのはいくらなんでも早すぎるしナンセンスだ。動画や結果をみるに今回のオープンではＰＴに出場するようなプレイヤーはみな既存のデッキを持ち込んでおり、本命のデッキ(あるいはチューニング)は秘匿されたままだ。本気のTodd Andersonが前週に勝ったデッキのほぼコピーを使うと思うか？（それでもあっさりＴop８に入ってしまうあたり、いくらプレイヤーがバケモンとはいえデッキも強いのは明らかなのだが・・・）。

このオープンより昨日一昨日各地で行われた日本のＰＰＴＱのほうがメタが進んでいるとすら感じた。自分が見た限りでは各ＰＰＴＱの入賞デッキはバラエティに富んでいてトップメタに勝つための構築テクが見受けられるものも多かったから。

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現段階で分かることは、黒緑やサヒーリコンボには地力はあるということと、２回のオープンの結果を下地にＰＴのメタが構築されるということだけ。後のことは蓋を空けてみなければ分からない。