PTオリジン見終えて
2015年8月5日 TCG全般今更な話だが、なんかあまりメタゲームの話をせずに赤単とハサミが勝ったっていう結果が一人歩きしてる気がしたのでちょっと書いてみる。個人的にメタを振り返るだけの話はあまり建設的でなく好きではないのだが、たまにはいいか。
なおプレイヤースキルやドラフトは一切無視したスタンデッキ分布のみからの考察であり、妄想に近い内容である可能性もあるので注意
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おおまかな構図としてはこう
アブザン、緑信心<<青黒、Rally、ジェスカイ<<赤単、URハサミ
アブザン緑信心はデッキパワーやPT前週までの大会結果から見てぶっちぎりのTier1扱いを受けており、誰もがこの2つのデッキあるいはこれらに勝てるデッキを持ってくることは明白だった。その「これらに勝てるデッキ」というのは青黒、ジェスカイ、Rally系にあたり、そしてそこに勝てるのが赤単とURの高速アグロデッキであり最終的な勝ち組デッキでもある。
いわゆる「一段進んだメタゲーム」を想定したものが勝つというのはPT龍紀伝のも似たようなことが起こっている。
(PT龍紀伝時)
RGドラゴン>>緑信心>>UBコン、エスパードラゴン
しかし多くのプレイヤーはこのような現象が起こることを想定はしていたはずだ。なにせ前回のPTで同じことが起こってるのだから、今回ソリューションになり得る位置にいた赤単やURが十分メタられていてもおかしくはなかっただろう。
それでも赤単やURがそこまでマークされていなかった理由としては、やはりデッキが過小評価されていたのだと思う。
通説として赤単はアブザンに五分五分&緑信心にやや不利とされていて、それをそのまま信用するならDay2までに相当数が振り落とされてもおかしくはなかった。実際はきっちり意識して組まれた赤単ならばTier1の2つに対して五分五分を保つことが十分可能だったようで、あとは有利なデッキに確実に勝つことで必要な勝ち星が確保できたようだ。新カード《極上の炎技》《ケラル砦の修道院長》が想定より強力だったことや、リーシータン氏やトモハル氏の使っていた飛行偏重型の赤単の存在も要因の一つだろうか。
URに関してはそのピーキーに見えるデッキ構成が過小評価の原因になっていたのではないだろうか。BMOで朴氏が最初にこのデッキで勝ったとき僕は「このデッキハサミ引けなかったら勝てないでしょ」と完全に敬遠していた。しかし実際のところはデッキパワーが十分ある&リスクより遥かに大きいリターンが得られるメタゲームだったということだ。また、赤単では明確に有利とまではいかないアブザンと緑信心にも飛行+ハサミという必殺技が強すぎるおかげで有利が付くのもこのデッキ唯一無二のメリットだ。PT時点ではハサミにスマートに対処できるカードが1~2枚程度の《ドロモカの命令/Dromoka’s Command(DTK)》以外にはほぼ何も採用されておらず、UR側がちょっと強い引きをしてしまうと一瞬で勝ってしまっていた。
総括するに
①一段進んだメタゲームの勝者だった
②赤単とURを過小評価していたプレイヤーが多かった(?)
③ハサミパワー
これらの要因から最終結果が導かれたと分析した。
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PTの時点ではほとんどメタられていなかったためURハサミが最強デッキだったのは確かだと思うが、今後はそうではなくなるだろう。《ドロモカの命令/Dromoka’s Command(DTK)》《存在の破棄/Revoke Existence(BNG)》《霊気のほころび/Unravel the AEther(BNG)》は確実に採用数を増やすからだ。対して赤単のほうがまだ対策カードを乗り越えやすいのでこちらはしばらくの間はTier1に居座ることになるだろうと予想している。
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しかし今回のPT真のソリューションデッキはキブラーのGW(スタン部門9-1)
Planeswalker (2)
2 Ajani, Mentor of Heroes
Creature (28)
4 Elvish Mystic
2 Warden of the First Tree
4 Fleecemane Lion
4 Den Protector
2 Hidden Dragonslayer
4 Deathmist Raptor
3 Boon Satyr
2 Courser of Kruphix
3 Nissa, Vastwood Seer
Instant (6)
3 Valorous Stance
3 Dromoka’s Command
Land (24)
4 Windswept Heath
4 Temple of Plenty
1 Blossoming Sands
1 Mana Confluence
8 Forest
6 Plains
60 Cards
Sideboard (15)
1 Valorous Stance
4 Hangarback Walker
2 Evolutionary Leap
2 Tragic Arrogance
3 Unravel the Aether
2 Hushwing Gryff
1 Glare of Heresy
PT結果を見て今から緑白を組むのは誰でもできるが、PTの時点でこれを組んで実際持ち込めるのは凄い。おそらくチームメイト等からメタゲームの情報は得ていただろうが、それを差し引いても素晴らしいとしか言いようが無い。
今週末使いたいデッキがないという方はこれ使うのはかなり良いとおもいまっせ。
なおプレイヤースキルやドラフトは一切無視したスタンデッキ分布のみからの考察であり、妄想に近い内容である可能性もあるので注意
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おおまかな構図としてはこう
アブザン、緑信心<<青黒、Rally、ジェスカイ<<赤単、URハサミ
アブザン緑信心はデッキパワーやPT前週までの大会結果から見てぶっちぎりのTier1扱いを受けており、誰もがこの2つのデッキあるいはこれらに勝てるデッキを持ってくることは明白だった。その「これらに勝てるデッキ」というのは青黒、ジェスカイ、Rally系にあたり、そしてそこに勝てるのが赤単とURの高速アグロデッキであり最終的な勝ち組デッキでもある。
いわゆる「一段進んだメタゲーム」を想定したものが勝つというのはPT龍紀伝のも似たようなことが起こっている。
(PT龍紀伝時)
RGドラゴン>>緑信心>>UBコン、エスパードラゴン
しかし多くのプレイヤーはこのような現象が起こることを想定はしていたはずだ。なにせ前回のPTで同じことが起こってるのだから、今回ソリューションになり得る位置にいた赤単やURが十分メタられていてもおかしくはなかっただろう。
それでも赤単やURがそこまでマークされていなかった理由としては、やはりデッキが過小評価されていたのだと思う。
通説として赤単はアブザンに五分五分&緑信心にやや不利とされていて、それをそのまま信用するならDay2までに相当数が振り落とされてもおかしくはなかった。実際はきっちり意識して組まれた赤単ならばTier1の2つに対して五分五分を保つことが十分可能だったようで、あとは有利なデッキに確実に勝つことで必要な勝ち星が確保できたようだ。新カード《極上の炎技》《ケラル砦の修道院長》が想定より強力だったことや、リーシータン氏やトモハル氏の使っていた飛行偏重型の赤単の存在も要因の一つだろうか。
URに関してはそのピーキーに見えるデッキ構成が過小評価の原因になっていたのではないだろうか。BMOで朴氏が最初にこのデッキで勝ったとき僕は「このデッキハサミ引けなかったら勝てないでしょ」と完全に敬遠していた。しかし実際のところはデッキパワーが十分ある&リスクより遥かに大きいリターンが得られるメタゲームだったということだ。また、赤単では明確に有利とまではいかないアブザンと緑信心にも飛行+ハサミという必殺技が強すぎるおかげで有利が付くのもこのデッキ唯一無二のメリットだ。PT時点ではハサミにスマートに対処できるカードが1~2枚程度の《ドロモカの命令/Dromoka’s Command(DTK)》以外にはほぼ何も採用されておらず、UR側がちょっと強い引きをしてしまうと一瞬で勝ってしまっていた。
総括するに
①一段進んだメタゲームの勝者だった
②赤単とURを過小評価していたプレイヤーが多かった(?)
③ハサミパワー
これらの要因から最終結果が導かれたと分析した。
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PTの時点ではほとんどメタられていなかったためURハサミが最強デッキだったのは確かだと思うが、今後はそうではなくなるだろう。《ドロモカの命令/Dromoka’s Command(DTK)》《存在の破棄/Revoke Existence(BNG)》《霊気のほころび/Unravel the AEther(BNG)》は確実に採用数を増やすからだ。対して赤単のほうがまだ対策カードを乗り越えやすいのでこちらはしばらくの間はTier1に居座ることになるだろうと予想している。
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しかし今回のPT真のソリューションデッキはキブラーのGW(スタン部門9-1)
Planeswalker (2)
2 Ajani, Mentor of Heroes
Creature (28)
4 Elvish Mystic
2 Warden of the First Tree
4 Fleecemane Lion
4 Den Protector
2 Hidden Dragonslayer
4 Deathmist Raptor
3 Boon Satyr
2 Courser of Kruphix
3 Nissa, Vastwood Seer
Instant (6)
3 Valorous Stance
3 Dromoka’s Command
Land (24)
4 Windswept Heath
4 Temple of Plenty
1 Blossoming Sands
1 Mana Confluence
8 Forest
6 Plains
60 Cards
Sideboard (15)
1 Valorous Stance
4 Hangarback Walker
2 Evolutionary Leap
2 Tragic Arrogance
3 Unravel the Aether
2 Hushwing Gryff
1 Glare of Heresy
PT結果を見て今から緑白を組むのは誰でもできるが、PTの時点でこれを組んで実際持ち込めるのは凄い。おそらくチームメイト等からメタゲームの情報は得ていただろうが、それを差し引いても素晴らしいとしか言いようが無い。
今週末使いたいデッキがないという方はこれ使うのはかなり良いとおもいまっせ。
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