http://mtg-jp.com/reading/translated/002640/
WotCの言い分。いちおう日本語訳が出てます

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・《野生のナカティル/Wild Nacatl(ALA)》禁止

まず、禁止された理由が単に「Zooがトップメタだから」「強すぎるから」「使用率が高すぎるから」ではないことに留意すべきだと思う。

大事なのは「トップメタのデッキがこのカードのせいで異常な汎用性、他の多くのアグロデッキに対する完全な上位互換性を手に入れてしまっていること」だと自分は思っている。


ワールドを見ても分かる通り、誰もがZooをメタっていたはずだ。ではその結果勝ったのは?・・・残念がら4-2以上のデッキに占める《野生のナカティル》デッキの割合は35%を超える。(ちなみに持ち込まれたすべてのデッキ全体に対する《ナカティル》占有率は28%)もちろん勝っている他のデッキ多く存在する。しかしこれはZooが徹底的にマークされていた上での結果なのだ・・・

このZooの持つ「メタりづらい」という性質の原因の一つは間違いなく《ナカティル》にある。低リスク高リターンな1マナクロッカーは「CounterCat」などという戦略まで可能にし、構成によってはコンボやコントロールに強いZooを組むことまで可能。同じアグロデッキでZooをメタるにしても「1マナ3/3を相手だけに使わせる必要はない」と言いながらまずは自分も《ナカティル》を使うところからスタートしようとするのは普通の考えだろう。

このような理由から、これからも「労力を払ってZooをメタってデッキを組むくらいなら勝てる形のZooを探した方が効率的」と考えるプレイヤーが最多数になることは想像に難くない。準備期間が短い、完全な競技フォーマットとしてのモダンならなおさらその傾向は強まる。


つまり、「「高いデッキパワー」と「メタの浄化作用に対する抵抗力」を同時にもたらしてしまっているゆえに、メタゲームの停滞を招く」のが禁止された理由。というのが自分の考えである。




・《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》禁止

まあこっちの方はわかりやすいと思うので手短に。
ナカティルの禁止とともにクリーチャーデッキの多様化を促すためですね。

これでエルフなんかは一躍可能性が出てくるんじゃないでしょうか?


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ここまでのモダンの禁止カードは大雑把に分けて4つのカテゴリーに分かれそう

①強力すぎるコンボ

《弱者の剣/Sword of the Meek(FUT)》
《超起源/Hypergenesis(TSP)》
《戦慄の復活/Dread Return(TSP)》
《猛火の群れ/Blazing Shoal(BOK)》など

②支配的になり過ぎるであろうアーキタイプの中心カード

《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WWK)》
《苦花/Bitterblossom(MOR)》
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》
《雲上の座/Cloudpost(MRD)》など

③特定のアーキタイプを強化しすぎるカード

《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
《思案/Ponder(M12)》&《定業/Preordain(M11)》
《教議会の座席/Seat of the Synod(MRD)》
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》
《炎の儀式/Rite of Flame(CSP)》など

④デッキタイプの多様性を損なうカード

《野生のナカティル/Wild Nacatl(ALA)》←New!
《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》←New!
《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》

⑤マジキチ

《頭蓋骨絞め/Skullclamp(DST)》

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